�@ダニについて
ダニは基本的には何かの生物に寄生して刺咬吸血する害虫です。ネズミに寄生するイエダニ、ハトなどの野鳥に寄生するトリサシダニ、ニワトリに寄生するワクモ、昆虫・クモなどに寄生するタカラダニなどがあります。（代表的なダニの種類　表�@参照）

【それぞれのダニの被害と発生場所】
イエダニはネズミのいるところ、例えば商業ビルの中や一部の家庭など、トリサシダニは野鳥のいるところ、ワクモは鶏舎の近くなど人間の生活に近い場所で、寄生対象の動物が死んだりした時に、人間の住む家屋などに侵入して人を刺します。刺された箇所は数ヶ所に発赤、発疹が見られ激しい痒みを伴い、しばらく痕が残ります。刺される部位は、主に膝から股・腕の柔らかいところ、わきの下・首から胸などです。また、主に屋外で活動しているタカラダニは人を刺す事はありませんが、見た目が赤くグロテスクで、大量に発生した時に、室内にも侵入してくることもあるので、刺すのではないかと不快がられます。

【予防対策】
イエダニ、トリサシダニなどは、まず発生源であるネズミやハトなどの寄生している動物の巣を取り除くことが必要です。ダニ類全般の駆除方法は、潜み場所に行きわたるように、殺虫剤を使用してください。

【家庭でできる予防対策】
まずは、ダニの住みにくい環境を作ることが第一の予防です。
ダニは、人のフケ・食べかす・埃・カビ等を食べて増殖します。
常に掃除と換気・除湿をし、家の中を清潔にするよう心掛けて下さい。
畳やカーペットだけでなく、布団・枕・ソファ・ぬいぐるみなど、あらゆる場所に生息します。布団・枕は天日干しをしたあと、掃除機をかけることをお薦めします。
また、ご家族で市販の殺虫剤を使用し駆除したあとも、必ず掃除機で死骸や糞を取り除いてください。なぜ掃除機がけが必要かというと、ダニの死骸や糞もアレルゲンとなるので、しっかり除去することが大切だからです。

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